WM通信#13【社会福祉士とは?】どんな仕事?どうやって取得する資格?やりがいや大変さは?
07WM通信
2020.09.01
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社会福祉士になりたい方はコチラ
みなさんは「社会福祉士」という資格名を聞いたことがありますか?
この資格を活かして働く相談員のことを指し「ソーシャルワーカー」とも言います。
社会福祉士は国家試験に合格すると取得できる国家資格です。
WMの福祉心理学科はこの社会福祉士の国家試験合格率が
なんと新潟県内で第1位✨
今日はその「社会福祉士」のお仕事や就職先、
取得の仕方、やりがいや大変さについて
ご紹介しようと思います💡
社会福祉士についてお話する前に、
まず「福祉」って何か、ご存知ですか?
なんとなくこどもの頃から目にすることが多かった言葉ですが、
その具体的な意味をはっきりと言葉で説明できる人は多くないのではないでしょうか。
福祉とは、幸せ、幸福のことを言います。
「ふ」ふだんの
「く」暮らしを
「し」幸せに
するのが福祉なのです。
したがって社会福祉士とは、
普段の生活になんらかの“生きづらさ”を抱えた方々に寄り添い
一緒に解決策を考えていく相談援助のプロであるといえます。
社会福祉士ってどんな資格?
社会福祉士は、障がいがあることや環境上の理由によって、日常生活に困難を抱えている人たちからの相談を受け、
助言をしたり、必要に応じてその人の関係者(家族・福祉機関・医療機関など)との連絡や調整などを行うことで解決に向けた支援を行う専門家です。
社会福祉士の就職先(活躍の場)
福祉職は困っている人がいるところではどこでも需要のあるお仕事です。
非常に幅広い活躍分野があるのが特徴です。
🌟福祉施設
子どもや高齢者、障がいのある人などが利用する社会福祉施設では、
生活を支えたり自分らしく生きるための支援を行う相談員(ソーシャルワーカー)として働いています。
🌟病院
医療機関での医療費の支払い手続きを手伝ったり、退院する人と福祉サービスをつなぎ、
退院後の暮らしをサポートする医療ソーシャルワーカーとして働いています。
🌟地域
誰もが住みやすい街づくりのために、行政や住民と一緒に地域の福祉を推進します。
ボランティア活動の支援や災害支援、小・中学校での福祉教育なども担います。
社会福祉協議会ではコミュニティソーシャルワーカーとして働いています。
行政で働く=公務員として働くことになります。
社会福祉士取得後の進路には「公務員」という道もあるのです。
🌟学校
小・中学校や高等学校でスクールソーシャルワーカーとして子ども達の相談や
家庭訪問などを学校の先生と協力して行っています。
WMでも今年度からキャンパスソーシャルワーカー室が設置され、
社会福祉士の有資格者で福祉心理学科の教員でもある廣川真之輔先生が
キャンパスソーシャルワーカーとして兼務しています。
春にはコロナ禍で登校できない学生のケアをリモートで行いました。
社会福祉士になるには?
冒頭でもお伝えしたとおり、社会福祉士は名称独占の国家資格となります。
福祉系4年制大学で必要単位を取得、卒業し、国家試験に合格後
国に登録することで社会福祉士として活動できるようになります。
資格取得ルートは様々ありますが、主なルートは
🌟福祉系大学(4年)に入学し指定科目を履修・修得する
⇓
🌟国家試験の受験資格を得る
⇓
🌟国家試験に合格✨
というルートです。
WMは専門学校でありがなら日本福祉大学との教育連携により
社会福祉士の国家資格取得が可能です!
(WM卒業と同時に大学卒業資格がもらえます)
WMでは社会福祉士取得に向けて、
【講義】【演習】【実習】で福祉について学んでいきます。
【講義】
病気、障がい、低所得、孤独、引きこもり、人間関係、いじめ、差別、虐待、介護、子育て、ひとり親、自殺…
さまざまな困りごとを抱えて生活している人たちを支援できるようになるために、ソーシャルワーカーを目指す学生は、講義でたくさんの知識を学びます。
ソーシャルワークの方法・技術や福祉制度のほか、医学や心理学、社会学なども勉強します。
◎主な学習科目
・社会福祉原論 ・老人福祉論 ・障害者福祉論 ・児童福祉論 ・地域福祉論 ・心理学 ・コミュニケーション技法 ・手話、点字 など
【演習】
講義で身につけた知識を実際に使ってみる練習をします。少人数のグループに分かれて、困りごとを抱えて生活している人の実際の例を読んで、支援の方法や解決策を自分たちで考えます。また、地域へ出向き、地域の人々がどのような生活をしているか調べたり、生活していくのに必要だけど足りないものを作るにはどうしたらいいか学びます。
◎主な学習科目
・相談援助演習 ・社会福祉援助技術論 ・社会福祉援助技術基礎演習 など
【実習】
施設などの現場で実際に困りごとを抱えている人に会って、「どうしたらその人が幸せに生活することができるのか」を実習指導者(先輩ソーシャルワーカー)・WMの実習担当の先生と一緒に考え、支援を行います。
ソーシャルワーカーは1人だけでは仕事はできません。実習では一人の人を支援するために必要となる福祉施設、病院、学校、役所、弁護士、企業などさまざまな人と協力しあう(連携する)方法も学びます。
◎学習科目
・相談援助実習 ・体験実習
社会福祉士としてのやりがいと大変さ
実際に現場で社会福祉士として活躍するWMの卒業生に
インタビューをした動画がありますのでご紹介します💡
古町キャンパスで(福祉分野)教員を務める近藤先生と田邊先生が、2015年度卒業生の丹内千恵さんにインタビューをしました。
丹内さんはWMで社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格W取得を実現しました。
現在は今精神障がいと知的障がいのある方が入所できるグループホームの運営と就労継続支援事業所B型で相談員として活躍しています。
刑務所から退所した方が安定した生活を送るための手伝いをしており、利用者さんが再犯を犯さず自分なりの人生を歩んでいるところを見るとすごくやりがいを感じているそうです。
入学した当初は社会福祉士や精神保健福祉士の仕事のイメージは漠然としていたそう。
実際に学校で学んで国家資格を取得して、現場で働いている中で国家試験に出たところが実際に現場で活かせることも。
「国家資格有資格者」という身分が利用者の方にとって「この人なら相談しても大丈夫」という安心感につながっていると感じているそうです。
障がいのある方でも高齢になっていく中で、介護保険を併用してグループホームからデイサービスに通っている方もいる。
精神保健福祉士は、どのような方にも「相談を任せても大丈夫だ」と思われるような資格だと思います、と語る丹内さん。
丹内さん自身も国家資格を持っているという自覚をもって誠実な対応を心掛け、理想的なソーシャルワーカー像に近づこうと、日々向上心をもって勤めているそうです。
ソーシャルワークは普段の生活で困っている人たちを助ける仕事なので
感謝されることはとても多く、大変やりがいのある仕事です。
一方で、人の悩みは様々で、解決するのに時間と労力を必要とする問題も多くあり、
すべての問題をきれいさっぱり解決できるというわけではありません。
相談者の悩みを聞いて一緒に解決に向かって試行錯誤していくため、精神的な負担は正直かなり大きく感じる人が多いです。
しかしその分、問題が解決でき、自分が支援した相談者が幸せな生活を送れるようになったときの喜びは例えようがありません。
今年のコロナショックで就労継続が厳しくなったり
外出自粛によるストレスで心身の健康バランスを崩してしまう人が続出しています。
新型コロナウイルスの影響で給料が激減したり仕事がなくなり困っている人が多い今こそ、
社会福祉士の需要は高まっているのです。
社会福祉士(ソーシャルワーカー)は、不況に強い資格(職種)と言えます。
人々の生活を苦しめる社会問題の複雑多様化が進む現代では
社会福祉士は今後、ますます需要が高まるでしょう。
WMで一緒に、人々のしあわせを支える
社会福祉士を目指してみませんか?😊
ぜひ一度、オープンキャンパスに話を聞きに来てみてください✨
次回公開は9月8日(火)!✨
それではまた次回もお楽しみに🌈